1989年〜1994年(5月)     1994年(6月)〜1996年

フリコレパーティ     富士通のCMガール     開発ネーム     TOWNSの教育モデル


フリコレパーティ

フリーソフトウェアコレクションはTOWNSの顔の一つでしたが、フリコレ1/2が

制作されていた頃にはフリコレ完成記念パーティなるものがありました。

フリコレに作品を提供した人々を一堂に集めてパーティを行ったというものですが、

遠方の人は交通費/宿泊費全額富士通もちというすごいことをやっていました。

これは通称「フリコレパーティ」と呼ばれ、今では伝説として語り継がれています。


富士通のCMガール

富士通は南野陽子、宮沢りえ、観月ありさと、時代のトップアイドルと呼ばれている

アイドルをイメージガールとしてCMに起用してきました。

南野陽子はTOWNSが登場する前のFM77AV40時代から、Oh!FM

1989年5月号まで使われていました。

その後、宮沢りえが起用されるのですが、南野陽子からスイッチする

ブランク期間(1989年7月〜10月号)の4ヶ月はカケフ君が使われていました。

宮沢りえは1989年12月号から’91年の9月号までの約2年間、TOWNS本の広告に

登場していました。観月ありさは、1991年12月号から’93年6月号まで

広告に登場しています。

その後はアイドルを起用しなかった富士通ですが、一部では

「マルチメディアが必要なんだよ」のCMに登場していた人物が

男なのか女なのかで話題になったようです(彼は男です(笑))


開発ネーム

FM−TOWNSの名称は、町(TOWN)で使う感覚のパソコンをイメージし

決定したとのことですが、もう一つのTOWNSの開発コードネームが

「TOWNES」だったというのも一部では有名な話です。

初代TOWNSが出た当時の富士通のパソコンの開発ネームは、ノーベル賞を

受賞した人の名前からきているものがたくさんあり、初代TOWNSの開発コードネームの

TOWNESもそこからきています。ほかのモデルのTOWNSにも開発ネームというのは

当然あるのですが、2代目以降は人名ではなく地名から付けられています。

ざっとあげると・・・・・

2H/1H Cadiz
2F/1F Toledo
3代目 Lisbon
CX LeMans
UX Monaco
HR Adelald
HG Estoril
UG Monza
UR MonzaSP
MARTY SilverStone
MX Bremen
MA Hameln
ME Parma
MF Parma33

といった具合です。MARTYは「SS」と呼ばれることが多かったようです。

また、途中まではモータースポーツ等で有名なサーキットのある地名から

付けられていますが、最近のものではサッカーチームの名前から付けられていたようです。

これだけ知っていればあなたもTOWNSオタクとしてけっこう自慢できるでしょう(笑)


TOWNSの教育モデル

TOWNSには一般に販売されているモデルの他に教育分野向けの特殊モデルが

存在します。このモデルはシステム販売でしか取り扱っていないため一般の個人

ユーザーが手に入れることはできないはずなのですが、特殊ルートや中古品などで

一般ショップに流れて手に入れることもあるようです。

通常モデルのTOWNSとの違いは、教室内ネットワーク対応等の機能強化が行われ

ている点です。教育モデルTOWNSの事は「Oh!FM−TOWNS」誌上ではとくに

扱っていませんが、教育分野向けと通常TOWNSとはほぼ以下のように対応しています。

教育モデル 一般モデル
S1/S2 モデル1/2
SH/SF 20F/40H,CX
SR HR
SG HG
SA MA
SE ME
SK HB
SJ (?)
SI EA2(?)
SL HC
SJ Fresh・ES(?)
SX HAにDX4カードを載せたものだと思う
SB FMV−TOWNS Fresh・GT/GS(?)
SH FMV−TOWNS モデルH

SH/SFには3代目(20F/40H)をベースにした

FM TOWNS−SH/FM TOWNS−SFと、CXをベースにした

FMTW−SH2/FMTW−SF2とがあります。